イオンで作っていない(これ大事)冷凍食品をイオンで買って、備え付けの電子レンジで温めて昼メシとする試みをしてみている。
弁当持参とか、牛丼チェーンで食べることもあり、冷凍食品(パスタ)はまだ3回目(当記事執筆時)だが気づいたことをわざわざブログにしておく。
結論から言うと、パッケージにある加熱時間の表記を鵜呑みにしてはいけないということ。
家で冷凍庫から取り出して食べる時は、自宅の電子レンジのw(笑)数を確認して商品パッケージ通りの時間設定が良いかと思うが、スーパーで買ってその場で食べる場合はそれではダメだ。というより、ダメだった。3回のトライで3回ともダメだった。
実は2回目で気づいたんだけども、この備え付けの電子レンジの残り時間表示のモニタが故障していて表示がややおかしく、電子レンジの故障を疑ったため、初回は結論を出せなかった。
まず、冷凍庫の冷凍性能はJISで3等級にわけて星の数で表現する。星三つはが最高で、現在普及している家庭用の冷凍庫もおおよそこの星三つが珍しくないようだ。その能力はマイナス18度以下に冷やせること。
イオンの商品を陳列するガラス張りの冷凍庫の端っこに温度計があった。その数値、マイナス26度。お客さんが購入して自宅に持って帰ることを考えると、そのくらい冷やしておかないと帰るまでに溶けてしまうということだ。
要するに、商品に記載された温め時間は、家庭用の冷凍庫から取り出した、マイナス18度の状態から電子レンジに入れることを想定している時間だ。
店頭のマイナス26度の冷凍庫から取り出して、食べごろ温度まで上げるのに、どのくらいの時間差があるだろうかとやってみた。例えば今回テーマとしている冷凍パスタはパッケージに500w(笑)で6分とあった。
マイナス18度からの加熱で6分。
では、マイナス26度からの加熱はどれだけかかるのか。まず、書いてあるとおり6分で様子を見ると、面積比で2/3が冷たい。更にその1/3がまだ凍っている模様。
90秒(1.5分)追加加熱してみた。
まだ中央の1/3が冷たく、更にその1/3が凍っている気配。
更に90秒追加加熱してみた。ようやく凍ったままのところはなくなったようだが、中央が「冷たい」と「ぬるい」の中間あたり。
更に更に30秒追加加熱。これでようやく全体が温まった。はい、9分30秒の加熱。
昼メシ時に、主婦以外の働く人も取り込もうとして弁当を並べるスーパーは珍しくない。自然と電子レンジでの加熱サービスも出てくるわけだが、まさか冷凍食品をそこで加熱してイートインで食べる奴が出てくるとは思わなかったかもしれない。
でもねぇ、イートインに電子レンジが置いてあるんだからねぇ。そこで買ってそこで食べるための加熱なら、アイスクリームだろうが生卵だろうが、加熱するのはお客様の勝手であるw しないけど。
コンビニに置いてある電子レンジは1500〜2000w(笑)のものが多く、行列に対応できるようにしている。弁当メーカー各社も、トレイの形状や盛り付け方法を工夫し、短時間の加熱で最適な温度に上げられるようにしている。
さて、自宅から持参する弁当のオカズが冷凍食品の場合、昼飯どきにスーパーで買って温めれば同じこと。ということにも気づいてしまった。なんならレンジで加熱すれば食べられるごはんも食品各社発売しておるでな。
というわけで結論、買ったばかりの冷凍食品をすぐに食べるには、記載された表示の1.5倍程度の加熱時間が必要なようだ。
……。
ところで、このイオンでは店内に何カ所が電子レンジを設置してある。同じものかと思っていたら、置いてある場所によって違うメーカー、違う機種であることに気づき、よく見てみると、750w(笑)のを発見。
同じくマイナス26度の冷凍庫から出した商品で使って見たところ、500w(笑)の電子レンジで加熱するのに必要と記載されている時間(6分)で食べごろ温度にまで加熱することができた。やはり1.5倍なのだ。
外食と自炊の中間に位置するランチ。最近の冷凍食品はバカにできないですよ。というわけで、最近はこの電子レンジを贔屓にしているw